庭づくり・暮らしづくり日記8~お庭の目隠し~

工事の進捗とともに記事を書いていこう!と思っていたのですが、忙しくしているうちに出来てしまいました。

新築される方の多くが、外構工事も完了してから引っ越しをされるかと思います。我が家は駐車場すらありませんでした。徐々に出来上がっていく中で、やっぱり駐車場があると便利だなぁ~と感じたり。(当たり前ですね)

目隠しのある庭
両面張りのフェンス。どっしりとした安定感があります。

その中でも一番実感したのは、目隠しの大切さでしょう。我が家は角地なので、目隠しが無いと三方開けた感じになっています。洗濯物を干せば、世界の皆さんに家族の洋服をお見せする感じ・・・。ウッドデッキに出ると、舞台に出るような感じ・・・。特にGLが道路よりも50cm高いため、余計に舞台感が際立ちます。フェンスが出来るまでは、家の障子を開けることはほとんどありませんでした。

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フェンス無かった時代。子どもが道路に出てしまうので目が離せない。

少しずつ植栽が植わり、ウッドフェンスが出来て、障子を開けられるようになると、まぁ家が明るい。ちょうど肌寒くなってきた時期だったので、太陽の光を取り入れると室温も上がり心地よい。目隠し・・・大事です。
室内はもちろん、庭に出るのも気兼ねなく出られるように。子どもを遊ばせるときも、道路に出てしまう心配がありません。

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建物の木製建具と色を合わせて選びました。

エノコロの庭のウッドフェンスは高さ1.5m。柱はアルミ、板材は防腐注入のヒノキ材を塗装したものです。両面貼りにして、視線を遮りながら風通しを確保しています。道路から50cm上がっているので、フェンス自体は道路から2mの高さです。基本的に歩いている人や車は家からは見えません。お向かいの2階窓や、道路挟んで奥に見える3階建てのアパートからは、正直見えてる気がするけれど、外が明るい時間はあまり気になりません。

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苗木の植栽はまだまだこれからです。

目隠しとしてだけでなく、背景があることでより植物が美しく際立ちます。また、庭を広く感じられる効果もあります。庭と暮らしの距離を縮めるには、目隠しや背景が必須だなと改めて感じました。

天然木はメンテナンスが大変、と言われます。塗装によるメンテナンスが必要ですし、塗装をしてもいずれ交換しなくてはならなくなります。今回ヒノキ材を選んだのは、出来るだけ国産木材を使用したかったからです。アイアンウッドやハードウッドと呼ばれるウリン等の輸入木材は、塗装メンテナンスをせずとも数十年腐らずに使用できます。ですが、輸送時のCO2排出や、持続的な森づくりという視点から、国産材を選びました。
少しでもメンテナンスを容易にするため、柱をアルミにすることで板の交換をしやすくしました。また一番傷みやすい笠木にはカバーをして、少しでも長く使える工夫をしています。

外からの視線を遮りすぎると防犯面でマイナスと言われています。とはいえ丸見えも暮らしにくいですよね。植栽と組み合わせたり、人通りの少ない方はやや開いたり、とバランスを見ながら目隠しを考えていくのが一番かと思います。なんとなく庭と距離を感じる・・・という方は、まずフェンス等で落ち着く環境を作れないか、考えてみてはいかがでしょうか??