庭から始めるサステナブルな取り組み1
SDGsという言葉を耳にする機会が増えてきました。今さら説明するまでもないかもしれませんが、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の頭文字をとったものです。2015年の国連サミットで採択された世界的な計画の一つです。
SDGsを実現させるために、一人一人が持続可能な暮らしを目指して意識できることも多くあります。エノコロ庭園設計室では、サステナブルな庭造りを心がけています、
サステナブルな素材選び
エノコロ庭園設計室では、極力石油由来の素材を庭で使用しません。石油由来の素材は、自然界では分解されず、いつまでも残り続けます。劣化することでマイクロプラスチックの発生原因にもなります。
カーボンニュートラルな木材や竹、リユースが可能な石や土をメインの素材としています。なるべく地域の素材を選ぶことで、運搬時のCO2排出にも配慮しています。詳しくは素材についてをご覧ください。
コンポストのご提案
土があるからこそできるサステナブルな取り組みとして、コンポストをご提案いたします。コンポストとは生ゴミを堆肥にするもので、できた堆肥は庭の肥料として使用できます。家庭菜園をしているお宅では特におすすめします。
コンポストは面倒臭いものだと思われがちですが、生ゴミをゴミ箱に捨てない暮らしは思った以上に気持ち良いものです。生ゴミは水分を含んで重いため、生ゴミが無くなると燃えるゴミが軽くなります。ゴミ捨て時の負担も減り、生ゴミの匂いともおさらばです。やってみたい、という方はぜひ一度チャレンジしてみてください。
腐葉土づくりのご提案
落葉樹は秋~冬にたくさん葉を落とします。これをそのまま捨ててしまえば燃えるゴミになってしまいますが、腐葉土として利用すれば、春からの植物の栄養に変わります。せっかく庭で固定された炭素をそのまま燃やしてしまうのはとてももったいないことです。
注意点は、健康な樹木の落葉を利用することです。病気を引き起こすウイルスや害虫の卵が葉についている場合は、病害虫の発生原因となるため腐葉土には使わないようにしましょう。
パッシブデザインで光熱費・CO2排出削減
自然の力を利用する設計技法のことをパッシブデザインと言います。エノコロ庭園設計室ではパッシブデザインを設計に取り入れています。庭の植物の力で室内の環境まで快適に変えることができます。暮らしやすさが変わるのはもちろん、冷暖房効率も良くなるため、結果的にCO2排出削減につながります。詳しくはパッシブデザインについてのコラムをご覧ください。