庭づくり・暮らしづくり日記4~庭側のデザインについて~

さて、いままでお伝えしてきたことを、平面図にまとめてみました。
こちらです。

駐車場やアプローチ等、全体の配置については建築の間取りを決める段階で考えていたので、あとはどんな仕上げにしていくかを決めれば良いだけなのですが、大変悩みました。なんてことない庭なのですが、ここに至るまでに凝ったデザインにしてみたり、シンプルにしてみたり。建築の設計士の方や職人さんにもアドバイスをもらいながら考えました。

三和土

軒の下は雨が当たらないため、土が乾燥しやすく露地植えはには向きません。(水やりを行えば無理ということはありません)そのため、庭側には三和土による犬走りを設けました。三和土には縁取りをした方が安心なので、縁取りを設けることにしました。なるべくスッキリとした縁取りにしたかったため、瓦を使用することにしました。屋根に置く瓦を立てて使う方法もありますが、その場合は縁が波々になります。ちょっと派手な気がしたので、エクステリア資材として作られた三州瓦を縁取りに使うことにしました。

植栽スペース

この図面上に書かれている樹木は、果樹やポイントになる樹木で、こちらはある程度成長した樹木を植えるつもりです。その他の樹木は苗木を植えていきます。苗木が大きくなると、高木や低木が充実していく予定です。3年後には施工当初とは全く違った姿になっているだろうと思います。
駐車場部分も、縦と横に停めるという設計なので、広いスペースで植栽を設けることができません。角の駐車に関係しない箇所の石積みをセットバックさせ、少しですが植栽スペースを設けました。セットバックさせなければ、庭側のスペースが増えるのですが、少しでも街の彩りとなったら良いなと思い、このような場所を作っています。

勝手口と庭の動線

我が家には薪ストーブがあるので、薪や原木を搬入することもあり、庭側へ入る勝手口が必要です。そのため、石積み部分に階段を設け、扉を一か所つけました。ウッドフェンスとの繋がりを考え、木製のものを考えています。木製の扉は時間の経過とともにヒンジ部分が垂れやすいのが難点です。そのため、柱とヒンジ取り付け部分はスチールにして、そこに化粧するような形で木で仕上げるつもりです。薪の搬入等も考えて、庭側の園路の動線を決めました。図面には書いていませんが、家の西側に薪棚を設けるつもりです。

野芝+野草混植(原っぱ、メドウガーデン)

ウッドデッキ前には少し広い場所が欲しかったので、野芝+野草混植の原っぱを考えています。最初に野芝を張り、そこに生えてきた雑草を選択的除草をしながら管理し、野芝に自然と野草(雑草です)が生えているような、原っぱのような場所にしたいのです。私も初めてなので、どうなるだろうか?という感じなのですが、草刈をしながら選択的除草を行い、背の低い雑草と野芝が混ざり合うような状態を作りたいと思っています。こういうものを何て言ったら良いのだろうか?と考えたのですが、原っぱとか、メドウガーデンとか、そんな感じでしょうか。芝生は雑草を抜いてキレイに青々と管理しなくてはならない!という思い込みが、芝生への抵抗感を作り出していると思います。肩の力を抜いても、なんだか素敵な風景になるということを示せたら良いなと。夫の実家には広いお庭に芝生があるのですが、ここがまさに原っぱ的で素敵なのです。春になると色んな小さな花が咲いて、子ども達も喜んでいます。雑草だらけで恥ずかしいと義母は言うのですが、私は見るたびに良いなぁと思っているのです。

鎖樋と雨水浸透処理

ウッドデッキはL字のような形をしており、凹んでいるところには鎖樋を設け、景石に水が貯まるようにしようと思っています。とても水はけの良い土地なので、溢れた雨水は浸透処理にするつもりです。水があると気になるのがボウフラですが、メダカを買うとボウフラを食べてくれるので、蚊がわかないと言います。なので、メダカを飼いたいと思ったのですが、雨水が入る場所で飼わない方がいいよ~という話も聞き悩み中です。どうなんでしょうか?とりあえず毎日水やりで外に出るので、その時に景石の石も流すようにしてボウフラ対策をするつもりです。

家庭菜園スペース

家庭菜園スペースは、花壇のように囲ってThe・家庭菜園!という形にはしたくなかったので、園路と同じ石で柔らかに囲っています。庭の雰囲気から自然な流れで家庭菜園に繋がっていくようにしたいのです。本当なら家庭菜園のスペースに樹木は無い方が良いのでしょうが、窓から見える場所なので、果樹を一本植える予定です。

次はアプローチ周り、目隠しについてのデザインをご説明したいと思います。なんだか文字ばかりですが、どうぞお付き合いください。