庭づくり・暮らしづくり日記2~外構の骨組み~
我が家は区画が整った、普通の住宅街の中の一角です。
場所は南東角地で二面道路に接しています。日照を確保しやすく、条件が良いと言われる角地ですが、外構費用が割高になりやすいというデメリットもあります。デメリットもある角地ですが、この形状を生かすため、間取りを考える段階から玄関の位置や駐車場の位置を検討しました。南側は建物への採光と共にプライベートな庭部分とし、東側を玄関アプローチ及び駐車場スペースとすることにしました。
玄関の位置
我が家は道路から50cm程度上げたところを基準として建てることになりました。私たちが土地を購入する前に、以前の所有者の方の家が建っており、その家がもともと道路から50cm上げて建てていたので、その高さのまま建てることにしたのです。
すると玄関土間の高さというのは、50cm+40cm(基礎の高さ)=90cmということになります。個人的な感覚になるかと思いますが、玄関のドアを開けて、道路から90cm高いところに出る・・・というのが「こんにちは世界!」という感じがして気恥ずかしいのです。舞台に出るような感じでしょうか・・・。誰も見ていないかもしれませんが、玄関ドアは道路から見えない場所にしたり、目隠しを設けるような設計を望みます。
我が家はいくつか間取りを検討した結果、玄関を北向きとして、道路からは見えない位置に配置することにしました。
駐車場
東側にすると決めた駐車場ですが、何台分の駐車場が必要か・・・。これは車社会である地方に住んでいる人たちが一度は悩むことではないでしょうか。現状運転をするのは夫婦2人だけなので、それぞれの車が置ければよいのですが、子ども達が大きくなった時使うかな?と考えたり・・・。私は結構悩みましたが、植物を植えられる庭部分を少なくしたくなかったため、我が家は2台分にしました。
プランタゴの田瀬さんとも駐車場のお話をしたとき、「将来今と同じように車が無きゃ困る社会じゃないかもしれないし、予備としての駐車場はいらない」と言われました。その言葉も後押しになりました。
とはいえ、このへんでは土地の広さがあれば、3台分ぐらいとるのが普通・・・ですよね笑
間取りとの兼ね合いや、庭のスペースの取り方などなど考え、車2台を縦と横にして駐車します。
諦めた中庭
思い描いていた理想の家は中庭があることでした。中庭があれば、庭をプライベートな空間として楽しみやすくなるからです。また、外からの視線を気になりずらいため、カーテンをしなくても暮らしやすいです。カーテンが無ければ、庭の景色を室内から眺めやすくなります。外の景色を取り込んだ暮らしがしやすくなるということです。
家づくり当初は、中庭のある間取りでお願いします!と依頼しました。ですが、わがままなもので、家庭菜園を楽しめるような日当たりの良いスペースもどうしても欲しかったのです・・・。中庭は三方が建物に囲まれるため、日当たりが良いとは言えません。
土地のスペースは限られているため、中庭をつくると残りは家と駐車場・アプローチになってしまいます。うーむ・・・。しかも中庭をつくるためには、家の形がコの字になるわけです。すると建設費用もアップするとのことで。そうして私は中庭を諦めました。
設計士の方は、中庭っぽい感じになるよう、二面建物に囲まれた庭を提案してくださいました。二方向から庭を眺められる間取りで、素敵!と思いました。外構で目隠しフェンスを立て、植栽で囲み、中庭ではなくてもプライベートな感じがつくりたいと思っています。
家の間取り検討と外構
まず外構・庭を考えるにあたって、玄関アプローチや駐車場、庭の向き(及びプライバシーの確保)については最低限検討しましょう。家の間取りにも直結する部分ですので、必然的に早い段階で検討することになります。間取りの段階では、まだ外構部分まで頭が回らないことも多いかと思いますが、玄関から出たら何が見える?駐車場の場所は他のパターンもある?リビングの窓から何が見える?と、ちょっと考えてみてください。細かな部分は考えなくても、ざっくりと検討しておくと安心です。